15インチの安タイヤという選択 ~グッドイヤー GT-HYBRID 装着レポート~
じょい@さん (2009/04/12)
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はじめに
『CULB12』のレポートのページは、オフ会のレポートばかりで、
一応”パーツレポートもOKです”とあるので、初のパーツレポートを
執筆したいと思います。また私は以前から「インチアップはいたしません」と宣言をしております。
なお、タイヤサイズは2リッターのFF車のノーマルサイズの195/65R15となります。
インチアップをしない理由として
1:「15インチのノーマルのままの方が”選択肢が広い”点を潰すのはどうかなぁ」と
思っていること
(断っておきますが、
インチアップの選択肢はあってもいいと思います。
決してインチアップを否定をしていませんのであしからず)。
2:「15インチのノーマルのままでも誇りをもってP12を大切にしている」
という提案をしてみたかった。
の2点であり、かつ「こういう選択肢もあるよ」とアピールしたかったのも理由になりますが(笑)。
タイヤ選びの条件
以前使用していた、ダンロップ・SP65e(2009年4月現在は後継品としてEC201となる)が7年も使用していましたが、サイドは劣化でボロボロ
となってきたので交換を決意。
私が考えた条件としては、この2点があります。
1:価格が安いこと
2:静粛性&乗り心地のバランスがいいこと
この2つだけは、絶対に妥協ができないと思いました。で、この条件に合うタイヤが2種類出てきました。
1:トーヨー トランサス・TEO+
2:グッドイヤー GT-HYBRID
の二種類でしたが、色々な比較サイトでもこの2種類の評価は、値段の割りにはコストパフォーマンスが高く、なおかつ静粛性と乗り心地の
バランスが高く評価されていました。
グッドイヤー GT-HYBRIDを選択した理由
決め手となったのは実際に
「トーヨータイヤを扱っている販売店が私の近所には無かったから(笑)」
が大きな理由でしたが、それ以外にも私が住んでいる茨城県北茨城市周辺で
「ここは安いよ」という評判の隣街にある茨城県高萩市の某タイヤ店の噂を聞き、
そこで試しに見積もりを取ってみると、値段が、
工賃や廃タイヤ処分費とエアバルブ交換まで含めて
なんと4本で\39250という驚きの値段が飛び出ました!!。
見積もりを取った1ヵ月後には注文を出したのは言うまでもありません(笑)。
また、高速を走るのは年に数回しかなく、殆どが市街地走行を
メインにしているため「高速走行を重視するよりも、市街地走行で不快にならないこと」を
重視したのも選択の理由となりました。
なお、195/65R15のサイズでは、トーヨー トランサス・TEO+は速度レンジがH(210キロ)に対し
グッドイヤー GT-HYBRIDは速度レンジがS(180キロ)になります。
ファーストインプレッション
まず感じたのは「出だしが軽いなぁ」と関心したこと。
GT-HYBRIDは、メーカーのサイトによると”低転がり抵抗”をセールスポイントとしているので
「あ、なるほど」と関心しました。
この低転がり抵抗のおかげで、アクセルを踏む量が少しだけで走るので燃費
性能はいいでしょうけど、体感的には「ほんの1キロ向上」と言ったところでしょう。
実際にはゴーストップが頻繁ですから。
静粛性・乗り心地
まだ装着して1000キロ超え(2009年4月現在)位ですが、
静粛性はさすがに静粛性能を重視しているコンフォートタイヤと比較する
のも変ですが、「このエコタイヤクラスでは相当静粛性が高い」と言えます。
むしろ、風切り音やエンジン音が五月蝿く聞こえる感じですね。
この点だけでもかなり”値段の割りにはコストパフォーマンスが高い”とも言えます。
また、乗り心地もかなりいい感じですね。以前踏切を通過するときには「ガツン」と
ショックが強く感じがしましたが、タイヤを交換してからは、不快なショックが和らいでいました。
この点もかなりいい感じだと思います。
排水性能
装着して2週間が経過した頃に雨が続いた時があったのですが、
市街地走行のみですが、ウエットグリップは「まぁ普通かな」と感じますね。
まだ新しいので当然ですが(笑)。
高速走行
この点はちょっと「あれれれれ!?」と思います。道路が直進だとそんなに問題はないです。
特に常磐道の茨城県側は直進が多い所だと結構安心して運転できますが、
逆に東北道の宮城県側になるとカーブが多いので、グリップが腰砕けになる感が強くなりますね。
それでもP12型は高速走行を得意としている車種なので、ハンドリングに助けられていますが(笑)。
私の場合は市街地走行をメインとしているのでこの点については割り切っています。
『CLUB12』のメンバーさんの中で高速走行が多い方にはGT-HYBRIDをお薦めすることはいたしません。
むしろ、同じグッドイヤー製のタイヤならば、
GT-HYBRIDの上級版・EAGLE LS2000-HYBRIDや
その一つ上のコンフォート性能を重視した・EAGLE LS3000-HYBRIDをお薦めします。
総評
GT-HYBRIDは、性能がエコを重視しているタイヤの中でも、
コストパフォーマンスが高い点はすごく美点だと思います。
むしろ「下手なタイヤを買うよりもいい感じ」ですし、
むしろ「タイヤは何でもいいや」と思う人にこそ積極的に選択すべきタイヤだと思います。
またタイヤの扁平率が70と65でサイズも12インチ、13インチ、14インチ、15インチと
絞られているので、軽乗用車、コンパクトカー、
排気量が2リッターまでのセダンやステーションワゴンで車重が1・5トンクラスまでの車種には
不満なく履けるタイヤですね。
『CLUB12』のメンバーさんの中にはセカンドカーがあったりする場合もあるので、
例えば「うちにB15型サニーがあるんだけど、タイヤを交換したい」となった場合には、
車重が軽いのでGT-HYBRIDだと結構マッチすると思います。
P12型に履く場合は、市街地が多い人向けのタイヤだと思います。
後はエアバルブの交換もお忘れなく(笑)。
PS:久々のレポートなので慣れない部分があり、分かりづらい所もあったと思いますがご覧いただいてありがとうございました。
参照リンク
日本グッドイヤー公式サイト http://www.goodyear.co.jp/
トーヨータイヤ公式サイト http://toyotires.jp/